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| 札幌のメーデーで行進する北海道地連の仲間=北海道・札幌市 | 埼玉県庁へむけてデモする埼玉地連の仲間=埼玉・さいたま市 |
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| 中立を含め125人が参加した京都のメーデー=京都市 | バス事故で規制緩和の危険も訴えた高知の集会=高知市 |
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| 地連から10人が参加した大分のメーデー=大分市 |
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| ビラを配り対話する大阪・京都の組合員=4月25日、岡山・倉敷駅前 |
新大阪駅から出発した宣伝隊は、JR尼崎駅→阪神尼崎駅→西宮北口駅→新神戸駅→三宮駅→西明石駅の順にタクシープールをめぐりました。対話した乗務員の約半数が有休はないと答え、嘱託者の割合が高く、ほとんどが私はアルバイトと話していました。
2日目は、姫路駅→相生駅→倉敷駅→岡山駅で宣伝。姫路では、足切り36万円以上で賃率48%、切ると35%、身障者割引の10%までも乗務員負担などの実態が明らかになりました。岡山県内でも、有休がない、手数料、事故弁済金は3万円まで乗務員負担などの答えがありました。
最終日は、不当な雇止め解雇をされている岡山地連山陽交通労組の山上書記長と合流、争議解決の要請書を会社に提出しました。
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| 関東運輸局前で横断幕を掲げて訴える東京・埼玉・神奈川の仲間=4月25日、神奈川・横浜市内 |
飯沼委員長が、法律や通達を守らない事業者には行政が責任をもって指導すべきだ、とあいさつ。本部、神奈川地本、埼玉地連、首都圏交運共闘から連帯あいさつを受け、各ブロック代表が決意表明しました。参加者は「このままでは生活できない」などの思いを伝えて、1人ずつ請願書を提出しました。
運転代行の白タク行為などが絶えないことから、両省庁が昨年10月に実態調査を実施。その結果、白タク行為があるうえ、利用者や飲食店も違法であるとの認識が薄いなどの問題点が明らかになり、業界全体の健全化をはかるための対策を取りまとめたものです。
今後、実施に向けた検討を開始し、パブリックコメント等の手続を経て順次実施する予定としています。
【白タク行為等の違法行為の根絶】
・随伴用自動車への表示のペイント化(表示板貼り付け方法を認めない)
・白タク行為の行政処分基準の強化
・利用者・飲食店・タクシー利用客向けの啓発用ポスター等の作成
【利用者の安心感確保のための改善】
・損害賠償措置の概要の説明義務化
・事業者の行政処分歴情報の公表 等

自交総連は4月11〜18日に未組織宣伝東北キャラバン行動を実施しました。行動の特徴を宮竹書記次長が報告します。(4面に参加者感想)
◎
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| 秋田駅で訴える山形・池田さん(左)と県労連越後屋事務局長=4月13日 |
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| 秋田駅での宣伝・対話=4月13日 |
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| 盛岡市役所での要請・交渉=4月17日 |
各県とも若年者は少なく年金併用の乗務員が多く、年金と農業が主でタクシーはアルバイトという人もいた。
乗務員との対話では、「タクシーだけでは生活できない」「タクシーが多すぎる」「経営者がワンマン」「この稼ぎで会社が潰れないか心配」など、多くの仲間から切実な問題が出された。
労働組合のない職場が圧倒的に多かった。最低賃金を知らない、保障されていない乗務員もかなりの数となっている。
県労連、地域労連の役員、書記さんが宣伝に協力してくれた。
市役所への要請では、全体にタクシーへの関心は薄かった。
例外として、八戸市は地域協議会の進捗状況に大きな不満を訴えていた。また、花巻市ではバス路線の廃止に伴い、タクシー事業者と対応する労働組合、労働者代表による協議会を設け、地域住民の移動を確保するためのデマンドタクシーを運行し、一定の補助金を出していた。盛岡市役所からは要請に対し文書回答が本部へ届けられている。
組織拡大のためには、地域の共通した話題で対話でき、宣伝できる幹部・活動家を、今後どのように育成するかということが重要な課題となる。
県労連、地域労連との連携も欠かせないことを経験した。

未組織宣伝東北キャラバンの参加者の感想を2回に分けて紹介します。
◎
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| アンケートを手に乗務員と対話する赤井さん(左)=4月16日、青森・八戸駅 |
最大の原因は地域経済の落ち込みにあります。他に就職先もないことから、解雇されることを恐れ、不満をあらわにできないまま、最低賃金も有休ももらえず、乗務員たちは必死に耐えていました。
労働組合に対する不信感があるのか、自ら活動したいという人はほとんどいませんでした。「自交総連は違います」と呼びかけますが、全自交以外の労組の存在を知らない人がほとんどで、理解されるには引き続き宣伝活動を行わなければならないと思いました。
駅、病院、空港などでビラを配り、会話しながらアンケートをとりました。
厳しい状況が続いていました。1か月に15日以上出て売上が30万円前後、歩合率42〜48%でしたので、最低賃金以下の人が多いのに、会社の保障はなく、嘱託の人は社会保険がない、有休ないとひどい状況です。組合は全自交がほとんどで、あまり活動していない感じでした。
代行の白タク行為やダンピングなど問題がたくさんあると言われましたので、組合に興味を持っていただいて、仲間を増やすように、がんばっていきたいです。
アンケート調査では、年金をもらいながらの乗務員がほとんどで「タクシーの給料だけでは、生活ができない」という話が多く聞かれました。最低賃金について尋ねると、最低賃金法は知っていても「時給金額がわからない」「最賃に抵触または会社で差額分を支払っているか、わからない」、また労働条件の変更についても会社が勝手に変更しているなどの話を聞くことができました。
市役所要請行動を行い、各駅を回り、タクシー業界の厳しい状況を感じた宣伝キャラバンへの参加でした。
盛岡駅では、全自交と交通労連の人が中心でした。朝の時間帯はスムーズに動きますが、午後になると3〜4時間待ちになり、やっと乗車しても、最近は近場が多く売上が思うように上がらず、1日1万5000〜2万円の売上が平均です。いい時で1か月35〜40万円。最賃が引っかからないように、基本給がうまく操作されているそうです。
ある運転手は全自交が宣伝行動をしていると勘違いをして、全自交は何もしてくれないのでアンケートには協力しないと言い、自交総連ですよ、と言ったら申し訳ない協力しますといろいろ話してくれました。
盛岡の運転手さんたちも、何とか今の状況を切り崩して自交総連に加盟させ、もっといい生活、いい環境を作ってあげたいと思いました。
職場権利の点検(6)
残業(時間外労働)や深夜労働(22時〜5時)をした場合は割増賃金が支払われなければなりません。計算するには、労働時間が正確にわからなければなりません。右表のような勤務ダイヤにもとづき、実際の時間で計算します。

