RS阻止闘争の継続を宣言
個人請願、デモ、省庁交渉おこなう
自交総連は3月5日、26春闘での自交労働者の労働条件改善をめざして中央行動を実施。全労連・国民春闘共闘の統一行動にあわせて、個人請願、デモ、省庁交渉をおこないました。
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| 中央行動を実施=3月5日、東京・国交省前 |
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| 厚労省の係官へ請願書を提出する様子 |
10時30分、国土交通省前に集まり、行動を開始しました。
主催者あいさつで庭和田中央執行委員長は「第2種免許を形骸化する乗り物は安心・安全とは言えない」とすべてのライドシェアを批判し、阻止闘争を継続することを宣言。地域公共交通の担い手として、個人タクシーの活用をさらにすすめるように求めました。
全労連の秋山議長、交運共闘の佐藤事務局長が来賓あいさつをおこない、日本共産党の畑野衆議院議員からの激励のメッセージが読み上げられました。
国交省へのシュプレヒコール、コ永副中央執行委員長による請願読み上げののち、参加者一人ひとりが国交省の係官へ請願書を提出しました。(集約)
請願中、東北地連の石垣副中央執行委員長(地連書記長)と、福岡の内田常任中央執行委員(地連書記長)が代表として決意表明をおこないました。
行動には、来賓と交運共闘のなかまと中執も含めて、埼玉地連・東京地連・神奈川地本から約200人が参加しました。
その後、厚生労働省でも同様に請願提出をおこないました。
中央総決起集会に参加
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| デモ行進をする自交総連のなかま |
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| 全タク連と交渉する自交総連の代表(右) |
12時10分からは、日比谷公園のかもめ広場付近で、全労連・国民春闘共闘が主催する中央総決起集会に参加しました。
集会には全体で約2000人が集結。「最低賃金いますぐ一律1700円」「すべての労働者の大幅賃上げ・底上げを」のプラカードを掲げ、自交総連のなかまも一緒にシュプレヒコールしました。
集会後は、国会請願デモをおこない、国会議事堂周辺を回りました。自交総連の梯団は、「危険なライドシェア許さない」の横断幕を掲げながら、通行人へ訴えかけました。
また自交総連の代表は、13時から国交省、14時30分から厚労省、16時から全タク連とそれぞれ交渉をおこないました。要請書を手渡し、その回答についての質疑討論をしました。
「戦争国家」へすすむ危機
衆議院議員総選挙の結果を受けて
石垣副委員長
2月8日におこなわれた総選挙は、自民党の圧勝となりました。
高市首相による自己都合解散・総選挙の結果です。
高市首相は、物価高騰に手を打てず、米トランプ大統領の力の支配をふりかざす数々の無法に一言の抗議もできず、内政も外交も深刻ないきづまりの中で、首相自身の「政治とカネ」の問題や統一教会と自民党との癒着の追及をおそれ、高支持率のうちに解散を強行しました。しかも、真冬のもっとも困難な時期に。
選挙戦は、きわめて短期間であり、首相は論戦からにげ、自分に対する信任を問うという、民主主義の重大な根幹をなす選挙を否定するものでした。
これを助けたのが中道改革連合でした。安保法制合意、原発再稼働容認を表明し、自民党にすりよりました。
この選挙の結果、「戦争国家づくり」を進める勢力が圧倒的多数になり、憲法改悪がさけばれています。同時に、私たちのくらしや権利が侵害される危険が強まっています。
私たちは、こうした時だからこそ、自交総連の綱領の原点に立ち返り、「労働条件の維持、改善と、経済的、社会的地位の向上を図るとともに、日本の平和、独立、中立、民主主義確保のため」いっそう闘いを強めることが必要です。
(報告=石垣敦副中央執行委員長)
個タクのなかまを増やし国を動かそう
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| 個タク部会設立総会=1月12日、東京・上野区民館 |
自交総連は1月12日、全国個人タクシー部会を立ち上げました。
今後の活躍への期待を込めて、東京と京都の個タク労組より、部会立ち上げにあたっての意気込みをいただきました。
全国的な運動を展開
東京個タク労組・山口俊一さん
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| 山口さん |
自交総連に待望の個タク部会が創立され、各地連・地本で連携したとりくみを展開することができるようになりました。
私は兄弟で東京と神奈川において個タク事業者をしており、これで3兄弟が揃い踏みとなりました。個タクになることで法人勤務より、さらに自由な働き方ができます。税制対策と退職金共済、年金共済を事業者メリットとして積むことで、75歳で事業を廃止しても、財政的に十分に余裕のある老後をおくることが可能です。
東個労での活動としては、昨年、東京地連と共に、羽田空港に違法駐車する白タクと都市型ハイヤーの排除にとりくみました。国会議員と一緒に、国交省と警視庁へ要請をおこないました。その結果により、羽田空港の国際線乗り場に駐車禁止ポスターが貼られ、違法駐車する白タクと都市型ハイヤーを検挙の強化によって激減させることができました。
今後は全国の個タク部会のなかまと一緒に、直面するインボイス問題などの課題について全国的な運動を展開できると期待しています。
(報告=東京個人タクシー労組・山口俊一さん)
RS阻止運動に力を
京都個タク労組・曽野武浩さん
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| 曽野さん |
ライドシェアは、危険な乗り物です。
利用者にとって、安心・安全なタクシーではなく、白タクです。ドライバーは、手数料で搾取され、事故の責任をすべて負わされます。地域にとっては、タクシーやバス会社をなくし、公共交通機関を破壊するものです。
個人事業者の私1人でライドシェアに反対しても、国を動かすことは難しいです。
だからこそ、個人タクシーが集まることによって、大きな反対運動を起こさなければなりません。
この度、埼玉、東京、神奈川、京都、大阪の個人タクシー労組が立ち上がりました。個人タクシーによる全国の部会をつくることで、ライドシェア阻止の運動に力を与え、国交省へ対応を迫ることができます。
京都個人タクシー労組は、各種共済などを武器に、今後加入者を増やしていきます。
利用者・事業者・地域の三方よしを破壊するライドシェアを日本に絶対導入させないという思いでがんばります。
(報告=京都個人タクシー労組・曽野武浩さん)
規制緩和実施を忘れない
2・1宣伝行動
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| 横断幕を広げてアピール=2月10日、東京・池袋駅前 |
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| タクシー運転者へビラ等を配布=1月29日、大阪・新大阪駅前 |
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| タクシープールで対話=2月2日、宮城・仙台駅前 |
自交総連は、今年も2・1宣伝行動にとりくみました。
東北地連は仙台駅前で、東京地連は池袋駅前で、関西・大阪地連は新大阪駅前で、タクシー運転者や通行人へビラ等を配布し、対話をおこないました。
この行動は2002年2月1日にタクシー規制緩和(道路運送法改悪)が実施されたことを忘れず、安心・安全で乗りやすいタクシーの実現、運転者の労働条件の改善を求めて毎年実施しているものです。
今年は、衆議院議員の選挙期間と日程が重なったため、前後しての実施となりました。
職場の違法にNO
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| 運転者へ配布したポケットティッシュ |
1月28日の第48回中央委員会で組織拡大専従オルグに選任されてから、私はタクシープールでのポケットティッシュのビラ配りと、アンケートに取り掛かりました。@賃下げはおこなわれていないか、A有給休暇は取得できているか、B交通事故の修理代を請求されていないか、などよくある職場の違法行為を聞いていくと、タクシー乗務員と話がはずみます。
なかでも多いのは、交通事故の修理代を給料から天引きされている例です。
この問題は、労働基準法に違反するため、時効となる3年以内であれば返金してもらえることを説明すると、対応を望む方が現れます。会社に労働条件を改善させるためには、団体交渉が必要であることなどを説明し、自交総連への加入を勧めています。
これから各地域の地連を通して、組織拡大に全国的に踏み込む春闘にしていきたいと思います。
(報告=内田大亮組織拡大専従オルグ)
2026年春闘
(1)春闘とは? 要求書とは? 労使交渉とは?
要求実現のために産別と力を合わす
2026年春闘がヤマ場を迎えます。 今月から、春闘をテーマに全3回の連載をおこないます。
第1回目は、春闘とは、要求書とは、労使交渉とは何かを解説していきます。
@春闘とは
春闘とは、「春季闘争」の略称です。
多くの企業にとって新年度となる4月にむけて、労働組合は労働条件についての要求書を提出します。そして経営側からの回答を受け、交渉していき、妥結内容を決定します。
そのとき、企業ごとの組合(単組)だけでは、要求実現が難しいことがあります。
そこで助けとなるのが、自交総連のような産業別組織(産別)との連携です。
企業の枠を超え、労働組合全体で力を合わせてたたかうことが、春闘でかちぬくカギとなります。
産別で要求・日程・戦術を統一することが重要です。
A要求書とは
組合は何か月もかけて要求づくりをおこないます。
アンケート結果や集会での質疑討論を元に、組合員の意見をすり合わせ、要求内容を決定します。
それを執行部が文書におこし、中央委員会などで組合員全体の合意を得て、要求書が完成します。(このときストライキ権の確立もおこないましょう)
要求書は、社長または責任ある役員に手渡します。誰に、いつ、どこで渡したか、必ず記録しておきましょう。
産別の統一要求書がある場合は、合わせて提出します。
B労使交渉とは
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次は、労使交渉です。要求書に指定した期日までに、経営側が回答を出してくるので、日時を決めて交渉をおこなうことになります。
交渉は、少人数の組合ならば全組合員が参加しますが、多人数の場合は交渉委員を選出しての代表交渉となります。
交渉にのぞむ前には、進行、発言の役割分担などについて意思統一し、いざという場合はストライキも辞さない姿勢を示しましょう。うしろに多くの組合員が控えているという重みが交渉の場で迫力となります。
(労使交渉のポイント=左上)。
次号は、自交総連が今春闘で重点をおく課題について取り上げます。
東日本大震災と公共交通
緊急時に頼れる交通機関はタクシー
東日本大震災の発生から15年目となりました。
第8回のきになるテーマは、「東日本大震災と公共交通」です。緊急時に頼ることができる移動手段について改めて考えます。
2011年3月11日14時46分。三陸沖を震源地とする巨大地震が発生しました。平日昼すぎの時間帯であったために、多くの人が学校や職場などの出先で被災することとなりました。電車はのきなみストップ。このとき公共交通として翌朝まで動きつづけたのは、バスとタクシーでした。
たとえば羽田空港では、高速道路が寸断され、電車ばかりか高速バスまで使えなくなり、大勢の利用者がターミナルで孤立することになりました。ここで、タクシーが公共交通としての真価を発揮しました。
地震の影響で通行できなくなった場所があれば、現地確認した運転者が無線で連絡し、道路事情を全体で共有しながら、安全なルートを選んで輸送をおこないました。空港と市街地を何度も往復し、利用者を路線バスへとつなぎました。
また、とくに被害が深刻だった東北地方では、震災直後、公共交通として稼働していたのはタクシーだけでした。地元のタクシー運転者たちは、自身も被災者であるにもかかわらず、地域住民の移動の足として、運行を途絶えさせることはありませんでした。
昨年8月に発生した大阪・関西万博の停電トラブルにおいても、タクシーが帰宅困難者を助けました。
緊急時に本当に頼れる交通機関は何なのか、幾重にも証明されています。
城書記長コメント
タクシー運転者は、ガスがなくなるまで輸送に専念して、公共交通の責務を果たしました。第2種免許を持たないドライバーに同様のことは期待できません。国民の命とくらしを守るうえでタクシーは重要です。
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