バス・タクシー・トラック運転者の睡眠時間を確保してください

―休息期間(インターバル)は11時間以上必要です―

 自動車運転者の改善基準告示改正審議のなかで、3月16日・18日のバス・タク作業部会で、1日の休息期間は現行より1時間延ばしただけの9時間とし、11時間は努力義務規定とする内容の報告案が了承されました。(『自交労働者情報 電子版』2022年12号参照)
 私たちが昨年末からとりくんできた団体署名やインターネット署名(『自交労働者情報 電子版』2021年51号参照)、日本労働弁護団が2月17日に出した声明、東京新聞の報道(2/17付2/18付3/19付)、日本共産党議員による国会質疑(3/2高橋千鶴子衆議院議員・3/4宮本徹衆議院議員3/8武田良介参議院議員)など休息期間11時間確保を求める声は高まっていましたが、厚労省が当初出した案は、使用者側の猛反対によって「9時間以上」に後退させられてしまいました。
 作業部会で確定した改正案は、今後、専門委員会に報告され、夏頃確定するトラック作業部会の改正案と合わせて秋頃に労働条件分科会に報告、年内に労働政策審議会で正式に決定、公布され、24年4月から適用・施行される予定になっており、関連通達案も並行してつくられます。

 正式決定は秋以降ですから、ひきつづき、休息期間9時間の危険性を訴えて、世論の批判を高めることが大切です。
休息期間11時間 インターネット新署名

ビラ「睡眠時間を確保してください」


自 交 総 連