(1) 労働者の要求に密着した組合活動の再構築をはかるため、大会等の機会に、職場での日常的な助け合いと生活相談、道交法闘争や職場環境改善の現状などを改めて振り返り、不十分な点の改善にとりくむ。
(2) 地域での底上げ、最低労働条件確保の課題を重視し、最低賃金法違反、違法な臨時・アルバイト雇用の摘発など、労基法・道運法等の点検・摘発闘争を強化する。
その際、1組合(社)だけのとりくみでは、資本からの反撃も予想されるので、地域全体の状況を把握し、地域を変える立場で、集団的な申告などを工夫したとりくみとする。未組織労働者へも働きかけ、相談活動を強めて、いっしょに労基署・運輸支局に申告するなどの援助を行い、かちとった改善や是正措置は地域全体に宣伝していく。
(3) 各単組・支部は、これまでかちとってきた成果を守り発展させる立場から、労働協約の総点検にとりくむ。
労働条件は、長年にわたる慣行や経営者と団体交渉で合意した内容など、さまざまな形で決められているが、それを文書にして労使双方が署名したものが労働協約(標題は何でもよい)であり、法的に確固とした拘束力をもっている。
単組・支部によっては、慣行など文書化されていないものも多く、今後の「合理化」攻撃の火種となりかねない。この際、文書化してないものは文書化して労働協約とし、きちんと保管し、全組合員に知らせる総点検運動にとりくむ。
(4) 職場要求実現の闘いでは、年末一時金をはじめ、退職金・労災見舞金の改善、春闘未解決事項など、職場ごとに重点要求をまとめて改善をめざす。要求提出は10月20日、回答指定日は10月31日までとし、11月中決着をめざす。
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