自交労働者No.623、2004年5月1日 |
4・15スト各地でストやパレード
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国会前座り込みに281人 政府与党は今国会に年金改悪法案を提出、10月からの実施を狙っています。今回の改悪では、十数年間も連続して保険料を引き上げ、給付額は引き下げるというとんでもない改悪です。
この座り込みは首都圏交運との合同で行われ、埼玉、神奈川の仲間も参加。12時〜15時まで座り込みを行い、政府・国会に年金改悪法案の廃案と再規制を訴え、281人が参加しました。 また全国でもさまざまなとりくみが行われ、最大規模の統一行動となりました。 |
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4・15スト
車両パレード、集会など多彩に
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迫力の車両パレード 【北海道】北海道では交運関係労組と共同で4月11日、人とタクシー・トラック・バス・ダンプによる迫力の車両パレードを行い、200人と50台で大通りを中心に市民に訴えました。 115人で決起集会 【宮城】宮城では4月11日、宮城県交運共闘会議の主催による車両デモが行われ、68台で市民に訴えました。また、115人が参加して決起集会も行われ、参加者は「これ以上の痛みや苦しみを許すわけにはいかない」と話していました。
7単組30人がスト 【福島】福島では、7単組30人が営業車14台で2時間のストを行い、このストに各単組の経営者も快く受け入れてくれました。また、午後からは県庁前広場で集会、市内をデモ行進し「安心して暮らせる年金制度をつくれ」とシュプレヒコールを行いました。 12支部700人 【神奈川】神奈川では中核組合を中心に2時間のストや職場集会、湘南ブロックの団交促進のための三共自動車学校支援など、12支部700人の組合員がさまざまな行動を展開しました。全車を止めて2時間の職場集会を開催した三和支部では、全組合員300人が参加しました。
3組合45台でスト 【石川】石川では、3組合45台のタクシーが1時間のストを行い、決起集会では、経営の立場から「負担増は今でも厳しい経営をさらに圧迫する。絶対反対だ」と荏原交通の所長から共同としてとりくむあいさつがされました。 400台でデモ 【京都】京都では、400台のタクシーがデモ。はじめて参加した仲間は、「前後がつかえて渋滞気味になったとき、やはりすごい量なんだなあ、と壮観な感じがした」と感想を話していました。 103台、230人
【大阪】大阪では、「4・15タクシー労働者決起集会&タクシーデモ」を行い、103台、230人の仲間が、年金改悪の反対を訴えてタクシーパレードを行いました。その後、大阪府民総決起集会に参加し、「国民に負担押し付ける年金改悪反対」などのシュプレヒコールを行いました。 パレードに興奮 【福岡】福岡では、建交労などと合同で、年金改悪反対を訴え、53台で車両パレードを行い、にわか労組の村田書記長は「久々の営業車でのパレードに興奮した」と感想を話していました。
座り込みでアピール 【大分】大分では県労連座り込み行動に地連の仲間8人が参加し、道行く人々に年金改悪反対をアピールしました。 |
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組合つぶしに賠償命じる
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裁判は、卑劣な組合つぶしや無法行為をくり返す第一交通本社・佐野第一交通・堺第一交通を相手に大阪地連と佐野南海労組が不法行為の損害賠償などを求めていたもので、@不当労働行為による組合員減少などの損害賠償A佐野南海労組の堀川委員長・脇田副委員長の不当解雇撤回B7人の組合員の不当配転撤回の3件を併合審理していました。 判決は、組合つぶしによる被害の損賠請求権を、組合員と佐野南海労組はもちろん、上部組織である大阪地連にも認めるという全国初の画期的な判断を示し、賠償額も従来の枠を超えた高額なものとなりました。しかも、親会社である第一交通本社が連帯して責任を負えとしています。 第一交通は01年3月、南海電鉄系列のタクシー企業7社を買収すると、一方的賃下げ、配転、解雇、長時間虐待点呼などの攻撃を繰りかえして組合をつぶしてきました。それでも団結を維持して唯一残った佐野南海労組については03年4月、会社ごと偽装廃業して全員解雇を強行してきました。 全員解雇については仮処分で勝利して、第一交通本社は毎月約1000万円の賃金を支払わざるをえなくなっています。今回の判決でなおいっそう経済的・社会的責任が問われることになります。 組合員らは4月7日、勝利報告集会をひらき、さらに第一交通を追い込み全面解決をめざす決意を固めあいました。 |
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この成果を全国に
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石川地連
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シンポジウムでは、自交総連本部の今村書記長が、「規制緩和は明らかに失敗、社会的規制の強化のみでは解決できない。タクシー運転免許など将来展望を自交総連は提起している」と基調報告を行い、続いて、本堂紀(き)義(よし)(県タクシー協会専務理事)、山田勇(石川運輸支局輸送課長)、中村充夫(運輸支局専門官)、詩(し)丘(おか)樹(たつ)持(じ)(金沢市交通政策課課長補佐)の各パネリストが、それぞれ「現状の認識は基調報告の通りといわざるを得ない」(山田氏)、「環境共生型の街づくりからもタクシーの役割は重要」(詩丘氏)などの報告を行いました。 障害者・高齢者団体、交通問題にとりくんでいる方などからは活発な会場発言や、活用策などが出され、タクシー事業の将来に向けての大きな流れをつくりだしたシンポジウムとなりました。(井上登) |
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東北ブロック
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【宮城】東北ブロック協議会は4月21日、東北運輸局と交渉を行い、山形、宮城、福島の仲間34人が参加。局からは大泉自動車交通部旅客第二課長他3人が対応しました。 交渉は2時間を超える中、規制緩和で仙台だけでも600台のタクシーが増車され、増車率では全国で1番になり、「運輸局は何でもかんでも許可して、おそまつな会社をつくることが目的なのか」など、労働条件の悪化が著しいことを指摘しました。局は、「局として規制緩和はまだ結果が出ていない」との現状認識を持っていることと、仙台での増車率は全国一で異常あることを認めました。 また、新規参入での乗務員に本人確認がされているかどうかを監査に入ること、運輸局は労働者のくらしと安全輸送を最優先の立場で、道路運送法でできうる最大限の努力をして対応することを確約しました。(伊藤知広) |
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新加盟のなかま | (690)京都・洛東グループ労組 |
オブから正式加盟 |
【京都】昨年4月にオブ加盟した洛東グループ労働組合(吉村勇路委員長)は4月1日、京都地連へ正式に加盟しました。 洛東グループ労働組合は全自交からの脱退後、上部組織の必要性を感じ、共闘会議などで交流のあった京都地連への加盟を決議しましたが、財政上の都合などからオブ加盟をしていました。しかしこのたびの執行委員会で財政上の問題も解決し、正式加盟となりました。 |
新加盟のなかま | (691)奈良・自交総連三重近鉄タク労組 |
組合結成で社内に衝撃 |
【奈良】三重県にある三重近鉄タクシーで働く仲間は4月9日、自交総連三重近鉄タクシー労働組合(小松譲二委員長、6人)を結成、自交総連に加盟しました。 会社には企業内組合がありますが、もの申す組合でないと感じ、知り合いの紹介で奈良労連へ相談したところ、なら合同労組を紹介され、今回加盟することになりました。 加盟後、社内ではかなりの衝撃が起こっています。 |
新加盟のなかま | (692)博多個タク協組織員労組 |
組合加盟で会社と決着 |
【福岡】福岡市にある博多個人タクシー協同組合で働く仲間は4月9日、博多個人タクシー協同組合職員労働組合(高田英委員長、3人)を結成、自交総連に加盟しました。 会社からの一方的な給与規定の変更や理事会の専断に対する不満から県労連に相談、今回加盟することとなりました。 会社に通告後、3回の団体交渉を行い、4項目の議事録を確認し一応の決着をしています。 |
自 交 総 連 |