自交総連11・18中央行動に連動して各地では11月18日を中心に最低賃金法違反の一掃、累進歩合制度廃止を中心とする労働局(署)交渉や決起集会、学習会など多彩な行動を展開しました。
合同学習会ひらく
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今後の大運動の課題や憲法改悪問題などについて学習する宮城地連新執行部の参加者=11月18日 |
【宮城】宮城地連では各単組で新しい執行部が選出されたことにともない、11月18日、仙台市・勤労者体育館で「単組執行部合同学習会」を開催し、11単組から34人が参加しました。
学習会は、(1)宮城地連の政策闘争について、(2)憲法改悪阻止の闘いについて行われ、宮城では、タクシー協会が「逆特区」の申請をするなど、規制緩和の弊害が顕著になっており、今後の大運動の課題達成にむけた意志統一がなされました。
また、自民党が憲法改悪の大綱を発表したこともあり、阻止にむけた闘いの重要性が強調されました。
市民総行動に参加
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市役所前で座り込み行動を行い、市に総量規制などを訴える京都地連の仲間=11月18日 |
【京都】京都地連では11月18日に京都府・市民総行動にとりくみ、20人の仲間が座り込みなどを含めた要請行動を行いました。
座り込み行動での各団体からの決意表明では、自交総連を代表して浅井書記長が、「観光地の渋滞解消のため地域や京都市の職員は、総量規制のとりくみに力を注いでいるのに、市は高速道路市内乗り入れでマイカーを大量流入させようという矛盾した施策を進めている。京都駅北口の混雑解消の問題も解決されていない」と述べるとともに、自交総連独自の要請書を渡したことを報告しました。その後、府庁に移動し、昼休みデモに参加するとともに、要請行動と交渉を行いました。
局交渉を実施
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累進歩合によって最賃違反が急増している実態を告げる大阪地連の代表団=11月25日、大阪労働局 |
【大阪】大阪地連は11月25日、大阪労働局、近畿運輸局交渉を行い、28人が参加しました。
午前に行われた労働局交渉では、最低賃金、累進歩合問題などを中心に進められ、局は「タクシーは違反の多い業種であり重点指導業種である。労働行政としても労基法や改善基準告示を遵守させる行政を進めている」としたうえで、今後の対応として、「各事業場に改善を迫るという観点で臨検監督を実施していく」と述べました。
午後からの運輸局交渉では、規制緩和後、とりわけタクシー労働者の置かれている状況が「ひどい」実態であることは、認めたものの「規制緩和だけによるものではなく景気も影響している。規制緩和で事故が増えたかどうか分からない」と発言するなど規制緩和問題での認識の違いがより鮮明になりました。
しかし、タクシー運転免許制定については「個人的には賛成であるが、局としての見解は出せない」と苦しい胸の内も見せました。
ビラまき宣伝行動
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広島駅頭で宣伝行動を行う中国ブロックの仲間=11月19日 |
【中国ブロック】中国ブロックは、11月18日中国運輸局と交渉を行い、岡山1、広島5、山口2人の8人が参加しました。
交渉では規制緩和について新たな法的規制を確立することについて聞くと、「局でとやかく言える立場にはないので、本省に知らせる」と回答しました。また、翌19日には、広島駅北、南を皮切りに、五日市、宮島、岩国と山口へ向けてビラまき宣伝行動も行い、現場からは「今の厳しい現状を打開するためにも、自交総連にはがんばってほしい」などの声が寄せられました。
最賃是正を要請
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労働局交渉に参加した高知地連の3役=12月6日 |
【高知】高知地連は12月6日、高知労働局に最賃是正要請を行い曲直瀬(まなせ)委員長他4人が参加しました。
局からは、柘植(つげ)監督課長、高橋賃金室長ほか4人が対応し、高知のタクシー現場の最賃・生活保護基準以下の過酷な労働実態について訴えるとともに、このままでは、最賃違反是正を求めて集団提訴を考慮せざるを得ない切迫した状況なので、その前に、強い指導を要請しました。
柘植監督課長は、「タクシー労働者の厳しい現実は承知している。必ず、全事業者を対象に事業者団体を通じて是正指導を行う」ことを確約しました。
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