自交労働者No.654、2005年10月1日 |
加盟理由 「労働条件の改善」が32% 産別としての自交総連への期待も |
||||
新加盟組合を加盟理由で分類すると、労働条件全般の改善と産別結集の必要性がともに32%でトップとなっています。未組織職場での劣悪な労働条件や産別としての自交総連に対する期待も明らかになり、拡大の条件があることもわかります。 加盟の形態では、未組織の組織化が42%を占めてトップ、次いで企業内組合からが21%でした。 相談のきっかけは、県労連・地域労連の紹介、以前自交総連に入っていた人からの働きかけが多くなっています。多くの職場で組合結成を促す努力が必要なことがわかります。 会社の攻撃に不満がつのり組合結集 既存の組合でも、この間の奮闘で大きく組織拡大を前進させているところもあります。 鹿児島地連の鶴丸交通労組では、組合員が4人まで落ち込み存続の危機に至っていましたが、会社側の駐車禁止違反の取扱いで乗務停止1週間、トイレ掃除と草むしり10日間など、乗務員の不満がつのり、労働組合に結集する意思が高まり短期間で10倍増の42人まで組織拡大が進んでいます。 そのため、新入組合員にむけて、労働組合とはどういった組織なのか、組合運営の仕方、団体交渉のやり方などについて学習会が開催され、この中で組合員からは組合攻撃に対する対処のしかたや、1年契約労働者が怖がって組合に加盟しないなどの声があり、当該の西原委員長が組合員勧誘の方法についての説明などを行い、今後は50人まで拡大できるよう奮闘しています。 2004年度新規加盟組合 (04.9〜05.8) ― 奈良・生駒市学童保育指導員支部 (4・1) 奈良・北星交通労組 10・1 東京・自交総連コーディアルタクシー労組 10・1 石川・大交タクシー労組 10・13 神奈川・辻堂交通支部 11・3 福島・福島県自動車交通労組 11・15 大阪・はとバス労組 11・19 石川・大運トランスポート労組 11・20 東京・東部地域自動車労組 12・28 高知・高知自動車協会労組 1・10 埼玉・栗橋地区自動車労組 2・25 埼玉・スカイ観光労組 2・25 高知・高自交相互物流支部 3・1 奈良・自交総連なら合同労組ビッグナラ支部 4・1 東京・平和交通労組 4・7 石川・達田タクシー労組 5・10 大阪・自交総連岸和田交通労組 5・23 北海道・ハイタクユニオン釧路北交分会 7・9 神奈川・瀬谷交通支部 9地方 19組合 179人 |
||||
|
|
不誠実な社長の対応を糾弾
四国ブロック 局に問題点申し入れ |
||
宣伝行動では、丸亀東讃交通労組の福本委員長が、東讃交通高松本社前で川畑社長の中労委和解後の不誠実な対応について訴え、同様の訴えを丸亀東讃交通営業所から香川県乗協前でも行いました。 その後運輸局交渉を行い、東讃交通高松本社や丸亀営業所、その他四国の問題点などを追及するとともに、規制緩和見直しなどについて申し入れました。 局は、「監査体制強化のため、監査員6名(全国で76名)の増員を要求している。9月末から10月にかけて、労働局と合同で特別監査(通告なし)する予定なので、本日の申告は参考にしたい。仙台方式の協議会設置については、全国一律方式になるかどうかわからないが、現在の地域協議会にマスコミを入れたひらかれたものとし、充実させる方向で、各支局に指示する」としました。 その後、再び東讃交通高松本社前で、福本委員長と池内書記長が、社長の不誠実な対応を糾弾しました。 |
|
厳しい情勢だが闘い進める
山口第42回大会 |
||
大会は、戸倉委員長が「厳しい情勢が依然として続いているが、たじろがず闘いを進めなければならない」のあいさつ後、1年間の活動総括と「地連の組織強化・拡大へむけて」を柱とする05年度運動方針などの議案を討議し決定しました。 委員長=戸倉伸一郎▽副委員長=下川清一▽書記長=福田傳(でん)司(じ)(いずれも再) |
自 交 総 連 |