自交労働者No.668、2006年5月15日 |
許すな憲法改悪、庶民増税第77回メーデー 自交総連の仲間も各地で多彩な行動 |
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40人の仲間で祭典盛り上げ 【福島】福島県中央集会には約600人が集まり、福島地連からは8単組40人の仲間が参加し、労働者の祭典を盛り上げました。 集会後参加者は旗やプラカードを手にし、「タクシー運転免許の法制化を!」「すべての労働者の賃上げをしろ!」「大増税と消費税引き上げ反対!」などのシュプレヒコールをあげて、駅前通り周辺をデモ行進しました。 中央メーデーに1003人 【東京】代々木公園でひらかれた中央メーデーには東京地連から1003人の仲間が参加しました。会場では東京地連の高日成副委員長がタクシーの規制緩和に批判の声が強まっていることを紹介したうえで、安全・安心を守り抜いていくとの決意を述べました。 式典後参加者は、横断幕やプラカードをかかげながら、元気よくデモ行進を行いました。 安全・安心なタクシー実現 【京都】全京都統一メーデーには京都地連の仲間180人が参加しました。 デモ行進では、ハンドマイク3本を代わる代わる使いながら、「安全・安心なタクシーを実現しよう」「タクシー運転免許の実現を」「政府は規制緩和の失敗を認めろ」「乗務員の登録制を」など、シュプレヒコールを行いました。 参加者からは「メーデー参加は何年かぶり、やっぱりいいもんですね」「思ったより(距離が)長かったなあ」などの声が聞かれました。 規制強化しタクシー減らせ 【大阪】第77回大阪メーデーは真夏を思わせるような強い日ざしが降り注ぐ中ひらかれました。 大阪地連の仲間100人は、「タクシーの規制緩和はあきまへん」「規制を強化し街にあふれるタクシー減らせ」の横断幕に加え、むしろ旗には「行政の責任者出てこい。わしらの生活見に来い」などと怒りを前面に押し出しアピールしながらデモ行進を行いました。 |
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一日も早い決定を
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前夜大阪をマイクロバスで発った組合員ら18人は、20日朝8時に領家委員長はじめ東京の支援の仲間20人と合流し、最高裁前で宣伝。10時からは、代表が所内に入って要請しました。 組合員らは、「解雇から3年、一日も早く働く喜びを返してほしい」「息子が高校入学するときに、親の職業欄に職業を書けないのがつらい」「3人の子どもと住宅ローンがある。一日も早い決定を」「生命保険を解約して生活費に当てている」など口々に実情を訴え、早期の決定を求めました。対応した上席書記官は、要請内容を裁判官に伝えると答えました。 |
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この成果を全国に
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三重近鉄タクシー労組
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なら合同労組の自交総連三重近鉄タクシー労組は、残業手当などの支払いを求めていた裁判で4月10日、津地裁伊賀支部で3300万円の支払いなどの和解をかちとりました。 同労組は04年4月に結成、割増賃金の支払いを求めたところ、会社は組合員の残業禁止、副委員長の解雇など不当労働行為を行ってきました。それぞれ仮処分を申し立て、和解や決定で勝利、組合員も増やして会社を追いつめてきました。 今春闘では、和解の根幹部分として賃金改定を追求、歩合給を平均で8400円引上げさせるなどの合意をかちとり、解決金3300万円で和解が成立しました。 和解条項は、(1)円満な労使関係の構築に務める、(2)賃金体系変更(賃上げ)の協定締結、(3)解決金支払い、(4)副委員長の解雇撤回、(5)不当労働行為の撤回――など全面的な解決内容で、県内各新聞も大きく報道、今後の三重県のタクシー労働者全体にも大きな影響を与えるものです。 小松委員長は「和解金は妥当な金額。全国のタクシー業界の劣悪な労働環境の現状を考えると、私たちの一連の行動は会社や乗務員に対しても問題提起ができたと思う」と話しています。 |
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新加盟のなかま | (724)東京・アシスト労組 |
働きやすい職場めざす |
【東京】足立区にあるアシストで働く仲間は4月25日、アシスト労働組合(赤池和仁委員長、5人)を結成、自交総連に加盟しました。 会社は97年の段階的規制緩和時に、低料金を売りに参入した新免会社。この間、労働条件が協議されることなく変更される状況が続いていたため、改善するために組合を結成しました。委員長をはじめ役員は「働きやすい職場にしたい」と決意を固めています。 |
自 交 総 連 |