自交労働者No.673、2006年8月1日 |
交政審報告を実効あるものに第6回常執組織拡大など方針案を提起 |
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議論の中心となったのは7月7日に出された交政審タクシー小委員会報告に対する評価です。 報告が、規制緩和失敗は認めないものの、市場の失敗という表現で事実上、自交総連の従来からの主張を認めた点、乗務員の登録制が提起された点、監査の強化や労働力コストを入れて運賃審査をすることなどについては、正当に評価すべきであり、活用できる部分は大いに活用していくべきだとの意見が出されました。 報告の積極面は生かして、今後実効ある措置となるよう運動していく必要があるとともに、事実上規制緩和路線の見直しまで政府を追い込んできた自交総連の闘いに確信を持ち、よく学習して、組合員のなかに広げていく必要があることが確認されました。 運動方針案は、こうした成果をいかして、(1)社会的水準の労働条件確立(2)政策要求の実現(3)悪政の打破(4)組織強化拡大の4つの要求課題を掲げ、とくに拡大では3か年計画を1年繰り延べして目標達成をめざすことなどを提起しています。 |
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春闘総括、次年度方針を議論夏季研究集会に224人参加東京地連 |
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冒頭、領家委員長は、7月7日に出された国交省「タクシーサービスの将来ビジョン小委員会」の最終報告書について、「規制緩和の失敗を全体の認識にはできなかったが『市場の失敗』の存在を盛り込ませたことは運動の成果である」と述べました。 続いて、同委員会に委員として参加した自交総連本部・今村書記長が、これまでの審議経過を報告。その後、全労連・坂内事務局長が基調講演。続いて鈴木書記長より春闘総括および次年度方針が提案され、その提案にもとづいて分散会討議が行われました。 2日目の全体会議では、分散会報告に続いて、南部法律事務所の永野弁護士が、現在とりくまれている国賠訴訟の進行状況を報告しました。全体討論では5人が発言。国賠原告団の代表、東京個タク労組、青年部などから訴えや決意表明などがなされ、鈴木書記長が答弁。領家委員長の突き上げで全日程を終了しました。 |
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当面する課題など学習東北ブロック第7回幹部学校ひらく |
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東北ブロック相沢議長の主催者あいさつの後、自交総連本部・今村書記長が「第2回中央闘争委員会(2000年5月10日)以降の自交総連の闘いは、規制緩和施行後の未来を予測した通り現実になり、そのことは誰もが認める今、国が『交通政策審議会タクシー小委員会』を立ち上げたことや、運転者登録を来年実施に向け報告書にとりあげたこと自体間違いを認めたことであり、まさに私たちの闘いは、輸送の安心・安全、誇りと働きがい、地域貢献のために『もう一つのタクシー確かな再生へ』が、共通する運動と闘いであった」と講演しました。 また、労働審判員制度の活用について、山形県酒田飽海(あくみ)地域労連・本間博事務局長(審判員)が、当面する課題やとりくみ経過、審判員の心得を語りました。 2日目は、青森・弘前の宣伝行動や各ブロックでのとりくみ、争議組合の報告がされました。 |
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一日も早い救済を佐野南海交通労組地裁前で宣伝行動を展開 |
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5月31日に大阪地裁堺支部が第一交通産業に慰謝料支払いを命令したため、第一交通産業が「賃金支払い協定を結び毎月の賃金を支払うので第一交通本社に対する強制執行はしないでほしい」と申し入れてきたため、組合は強制執行の処置を留保していました。しかし第一交通産業が6月20日に「強制執行停止」を裁判所に申し立ててきたため、早期の解決を求めて行われました。 裁判所前では、佐野南海交通労組の堀川委員長が宣伝カーから「6月26日に堺支部は第一交通産業の申立を認める『決定』を下しました。この『決定』は、労働組合の破壊を狙い、同社の謀略行為を合理化することに手を貸すことにもなりかねません。組合員49人と家族は塗炭の苦しみにさらされています。そんななかで地裁堺支部に対して、6月27日に『判決』で認められた金額を仮に支払わせる『金員仮払仮処分』申請を緊急避難措置として行いました。一刻も早い決定を要請します」と訴えました。 訴えが続くなか、組合員ら33人は門前を通行する市民にビラを手渡し支援を呼びかけました。 |
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全体で未解決支部を支援次年度は財政確立めざす神奈川地本 |
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集会では、本部・小林書記次長が「交政審・小委員会報告を受けての今後の闘い」、東京地連・鈴木書記長が「東京地連の活動が着実な一歩を」と題した基調講演を行いました。続いて、大滝委員長が各支部の賃金体系の課題を分析し指摘。細川書記長が06春闘総括及び次年度方針案を提起しました。 具体的な討議は、2日目に、第1から第3までに分かれて分散会で実施しました。 賃金は、一支部で生産協力金1万3000円を獲得した外は、現行維持での妥結でした。職場要求では、定年延長やETC導入などを獲得でした。しかし、半数近くの支部が未解決で継続交渉で、全体の支援で解決をめざします。 次年度は、学習と組織拡大で地本財政の確立をめざすことを意思統一しました。 |
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交政審報告は我々の主張をどこまで取り入れたか第2回運転者登録制度の全国導入 |
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交政審タクシー小委員会報告の要点と自交総連の事前の指摘 (2)運転者の要件、登録制度
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「道交法を学ぼう」久賀さんを講師に学習会山口地連 |
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学習会では、交通事故の取り調べの際、誘導尋問やおどしに注意し、自分の記憶通りに述べ、調書の確認は慎重に、間違っていれば必ずその都度訂正させるなどし、もし訂正されない場合は署名押印は拒否すること。「任意か強制か」を聞き、任意であれば納得いかない場合、署名押印しなくてよい。それによって逮捕されることもないと。また、検察庁に呼び出され事故の確認の手続きを受け略式裁判に合意し署名押印すると罰金が100万円にもなる可能性もあるなど、いろいろ勉強になるものとなりました。 また、この学習会には、自交総連組合員以外からも8人のかたが参加しました。 学習会後、このような場を1回で終わらせず、何回もやってほしいという声が聞かれました。 |
自 交 総 連 |