仲間を増やし、力を合わせて要求実現へ
11回目の団交で紛争が解決 秋田・勝平タクシー労組小川治康委員長 勝平タクシーは秋田市の南側、2000世帯の町内の中にある乗務員37人の会社です。 不当労働行為はあたりまえ、会社が嫌なら辞めていけというような感じの会社でした。
幸いにも11回目の団交で解決に至ったのは、自交総連、県労連の力強い支援のおかげです。 私たちの組合はまだ弱小ですが、不当労働行為については認識を持ってこれからも闘っていきたいと思います。 全国の仲間と自教運動を
しかし最近の18歳人口の減少をうけて経営が悪化すると経営者は何の努力もせずにその責任の転嫁を所員に押し付け、賃下げなどの攻撃を行ってくるようになりました。 こうした会社からの攻撃に対抗するには数の力が必要だと思います。しかし神奈川地本では、自教の組合は1支部だけなので、全国や、他単産に加盟している自教の仲間と交流できる場を作り、運動を発展させるようがんばっていきたいと思います。 10月から新会社の営業を開始
しかし、会社の土地を貸さないとして社長の息子が妨害したため、更生計画が挫折。そのため、自主経営の新会社を立ち上げ、08年10月1日より現在の会社の営業を開始しました。 この間私たちががんばれたのも、全国の仲間と知り合え、闘争の輪が広がったからだと思います。また、会社再建闘争での予納金のカンパや、自交総連をはじめ、県労連などの仲間からの支援のおかげだと思います。 今後は全国の仲間の恩に報い、自交総連運動の一翼を担うためにも大和タクシー労組だけでなく、鹿児島地連全体として組織拡大をめざし奮闘していきたいと思います。 労働条件改善へ組合結成
文句を言うと「考えさせて頂く」と言われ、仕事がもらえなくなり、また、貸切が忙しくなると、家での睡眠が2〜3時間の時もあり、有休や残業、深夜など何の手当もなく、同僚と話し、労働条件を改善したくて労働組合を立ち上げました。 知り合いに相談したところ、自交総連が力になってくれると聞き、大阪地連のHPより相談をしました。それから同僚に声を掛け組合を立ち上げ、自交総連大阪地連に加盟しました。 現在でも拘束時間は16時間を超えることがあり、それらに対して賃金体系・拘束時間・就業規則を決めて行きたいと思います。 実効性ある法改正にむけ運動強化を中央執行委員長 飯沼 博
アメリカ発の金融危機は、日本経済にも深刻な影響を与えています。 景気悪化を理由に大企業・大銀行は、労働者の「首切り」「雇い止め」をすすめ、中小企業を下請け単価の買い叩きや貸し渋り・貸しはがしで倒産に追い込むといった事態がすすんでいます。 経営環境・地域経済の悪化と個人消費の落ち込みは、自交関係事業においても、整理解雇や賃下げ「合理化」、さらに倒産・廃業など不測の事態をもたらしかねない状況です。地域別最低賃金や生活保護基準を下回る異常な低賃金の常態化が全国的に広がりを見せています。その原因は景気の悪化とあわせて規制緩和にあることは明らかで、タクシーでは減車の実現が重要な課題であることが浮き彫りになっています。 交政審答申は、タクシーを巡る諸問題について、その原因を供給過剰と運賃競争にあることを指摘しています。 その対策においては、表現上の限界があり具体性に欠けるものとなりましたが、実質的に規制緩和を見直し、必要な規制強化へと転ずるものといえます。 答申の前進面に確信を持ち、依然として構造改革・規制緩和にしがみつく反動勢力とたたかい、政府・国交省が規制緩和と決別し、即効性・実効性のある法改正を実行するよう運動を強めていく決意です。 19組合・支部が長期争議解雇者は全国で63人一時金不支給、賃下げも多数
悪政、不況・規制緩和・18歳人口の減少などは、ハイタク・観光バス・自教経営を直撃し、無責任な経営者は犠牲を労働者に転嫁しようとリストラ「合理化」を強行。倒産・企業譲渡、一方的賃下げ、不当解雇が続発しています。 東京地連の大口割引運賃認可の取り消しを求めて闘っている国賠裁判は08年5月に地裁で賃金低下と規制緩和の因果関係はないという不当判決を受け、現在高裁に控訴して闘っています。大阪地連佐野南海交通労組と第一交通との闘いは、08年5月に最高裁が上告を棄却し判決が確定したにもかかわらず、会社は無線も乗り場もない子会社での就労を要求し労働条件の団交にも応じないため、現在も全組合員が職場復帰めざして奮闘しています。
高知地連現場からは悩みの声多数ビラ配布で組合加入呼びかけ
JR高知駅構内で客待ちをしていたタクシー労働者は、ビラと機関紙をこころよく受け取り、自らの営収・賃金の低さに対する悩みや切実な生活実感を訴えていました。 また、今の会社で数年勤務しているが、いつまでたっても正規雇用にならないとの不満の声を漏らしていました。聞き取りと対話では、「黙っていては、賃金改善や正規雇用される可能性は低いので自交総連に入って要求するのが一番の近道」と、ビラに書いてある連絡先を伝えるなど組合加入を積極的にすすめると、「よく考えて連絡します」との返事が返るなど、組合加入への期待がもたれました。 この日の聞き取りと対話では、「運賃改定前と改定後の利用状況については、ほとんど変わりません」との声が寄せられました。 行動参加者みんなで、引き続き、「今回の運賃改定を絶好のチャンスとしてとらえ、多くのタクシー労働者に知らせよう。労働組合(自交総連加入)などの宣伝行動を繰り広げていこう」との意思統一し、この日の宣伝行動を終了しました。 |