仲間を増やし、組織拡大で運動前進、要求実現の年に
組合員で会社立ち上げクシー事業を再開
賃金、退職金が不払いであったため、労働組合を結成し、国の立て替え払い制度で労働債権は確保しましたが、次に仕事をどうするか、家族の生活をどう守るかを話し合い、「よし、組合員で会社を立ち上げ、タクシー事業を再開しよう」と意思統一しました。 自交総連、秋田県労連、横手平鹿地域労連の全面的な支援を得て、運輸支局への申請を済ませ、現在は許可を待っている状態です。 なじみのお客様からも「(再開は)いつごろだ」と声をかけてもらっています。 今年は自交総連の組合員として、横手の街を新会社の「よこてタクシー」を走らせ、期待に応えていこうと決意しています。 道交法闘争に力を入れ組合員を守る
道交法闘争に力を入れてとりくむのは、事故が起きても、民事については、加盟している協同組合の保険などで対応できますが、行政処分(免許の点数)や刑事罰(罰金、懲役など)については、一切対応してくれず、すぐに廃業ともなりかねないからです。 そのため、私たちは「明日はわが身作戦」と呼び、人身事故での不起訴処分をかちとるなど組合員を守って活動しています。そして、このとりくみを機関紙でとりあげ、街でみかける個タクの運転者に配り、加盟を呼びかけています。 今後もこれらの活動を通じて奮闘していきます。 団結、結束を基本に希望の持てる職場めざす
組合員も71人になり、ほぼ安定期に入ったと感じられた10月の臨時大会で委員長に選任されました。女性としての不安はありましたが、「あたって砕けろの精神」に加え、女性としての気配りを、組合活動に活かそうと考えています。 少子化で教習所業がますます不況に陥っている今こそ、労働組合の存在、活動は大切ではないでしょうか。 鹿児島から全国の教習所労働組合の輪を広げるべく、団結、結束を基本に、安心と希望の持てる職場をめざし、さらに、組織拡大を着実に達成し、教習所労働組合の先頭を走る覚悟です。 台数規制とタクシー運転免許法制化へ組合運動前進させ奮闘を中央執行委員長 飯沼 博
国民の生活を置き去りにした民主党政権への不信と怒りが広がるもとで、自交総連は、生活できる賃金と雇用の確保、景気回復、社会保障の拡充などを求める労働者・国民共同の闘いにとりくみます。 ハイヤー・タクシー、自動車教習所、観光バス事業をとりまく環境は厳しいものがあり、自交労働者のくらしと権利の確保、事業のあり方と将来の課題が極めて重要となっています。タクシーでは、最低賃金や生活保護基準を下回る異常な低賃金が全国的に常態化してきましたが、さらに、円高・デフレ不況が追い討ちをかけており、運収減による賃金低下は貧困化と格差拡大を深刻化させています。ハイヤーや自教・観光バス労働者は、賃下げや一時金カット等の「合理化」に加え、倒産・廃業、企業閉鎖に伴う雇用の危機が続いています。 タクシーの減車闘争は新たな段階を迎えています。特定地域における減休車未実施や低い減休車率の事業者の社会的責任を問います。法律違反を公然と続けている悪質事業者に着目し、法律違反の地域的一掃の視点でとりくみの強化をはかります。
台数規制とタクシー運転免許の法制化で地域に密着した公共交通機関としてのタクシーの発展を基本にし、存在感ある組合運動を前進させ、政治の民主的転換の課題と結合したたたかいに奮闘しましょう。 大幅減車、賃金底上げを2011年春闘方針案など討議第2回中執
春闘方針案は、「大幅減車、賃金底上げと職場権利確立、組織の強化拡大を 2011年春闘」のスローガンのもと、生活できる賃金と雇用の確保、景気回復、社会保障の拡充などを提起しています。 仙台市、東北運輸局、県タクシー協会、県警合同で共同声明を発表した(仙台)。地域協議会が一層の減・休車推進にむけメッセージを発表した(東京)。学識者、市民団体、行政も交えてシンポジウムを開催した(石川・北海道)など、各地方の積極的なとりくみが報告されました。 来春闘にむけては最賃法違反の一層、実効性のある減車へのとりくみ、3・3中央行動、ストライキの計画などについて議論が集中しました。 春闘方針は1月に行われる第33回中央委員会で確立されます。 再規制の流れ、一層発展をタクシーシンポに71人参加北海道深刻な状況明るみに
北海学園大学経済学部川村雅則准教授は「タクシー事業における規制緩和路線の破綻」と題したテーマに基づいて講演を行い、「構造改革と規制緩和の流れは多分野に及んだが、昨年衆参両院を通過した『タクシー特措法』という、再規制に向かう道筋をつけたのは、タクシーが初めてである。みなさんが闘ってなし得た再規制の流れは、一層発展させなければならない」と力説。そして、提言として、(1)持続可能な社会と交通政策、(2)生活交通中心の交通政策、(3)社会的公正重視の交通政策を訴えました。 地連からは、タクシー事業者の脱法行為の実態や、特措法における協議会での論戦が報告され、「私たちは良心のかけらもない事業者を市場から撤退させる闘いの手は緩めない」と宣言しました。 討論では、職場で労基法が守られていない報告や最低賃金を放棄させる確認書を運転者に書かせて数万円もだまし取っている事業者がいることなどが報告され、さらに、高齢化問題や嘱託に置き換えられた期間雇用の労働者は不法行為に対して再契約拒絶を恐れて何も言えない実態も明るみに出るなど、深刻な状況であることが一層可視化されるシンポジウムとなりました。 意識的に拡大にむけ奮闘青森第13回大会 【青森】青森地連は12月14日、宮川交流センターで第13回定期大会をひらき、10人が参加しました。 大会では、昨年、今年と青森地連に新しい組合が加盟し、組織が拡大したことや、既存の単組でも新たな組合員が増えたことなどが報告され、今後も意識的に拡大にむけ力を注ぎ、奮闘していくことなどが確認されました。 委員長=大平正志▽副委員長=佐藤安男▽書記長=米谷俊次(いずれも再) 仲間のたより青年部がカラオケ大会開催
青年部に新しくメンバーが加わったことの交流をかねて開催されたもので、参加者は、「採点の基準がちょっと厳しすぎないか」「俺は70点をめざす」などと盛り上がり、グリーンキャブ労組新宿支部の高木寿太郎さんが88点と、この日の最高得点を出しました。 青年部の矢ヶ部部長に青年部の役割について話を聞くと、「ここに参加している青年は普段は執行部の言うとおりに動いているだけで、自分から考えて行動するようなことはないが、これからの自交総連を担う幹部活動家になるためには、自ら提案し行動していかなければならないので、青年部がそういうことの練習の場になればと思っています」と話していました。 また、参加した安全自動車労組の田村佳史さんは「これからも青年どうしでの交流を深めていきたい」と感想を話していました。
【埼玉】狭山市にある入間川タクシーではたらく仲間は11月29日、入間川タクシー労働組合(田島秀幸委員長、9人)を結成、自交総連に加盟しました。 労働条件改善にむけ、田島委員長が以前に勤務していた三共交通労組の元同僚を通じて地連に相談し、今回の組合結成となりました。 加盟後は吉田委員長と現場の現状や課題などを相談し、就業規則等を分析しながら奮闘しています。 |