平和で公正な世界めざす
自交総連から35人参加
原水禁2013年世界大会・長崎
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原水禁大会・長崎の開会総会のようす=8月7日、長崎市民会館 |
「核兵器のない平和で公正な世界を」をテーマに原水爆禁止2013年世界大会・長崎が8月7〜9日にひらかれました。
大会には、海外の政府関係者などを含む7000人が参加。自交総連からは本部を含め4地方35人が参加しました。
初日の開会総会では、2015年に開催される核不拡散条約(NPT)再検討会議にむけて、核兵器廃絶を求める国内外の圧倒的な世論をつくりだすことを呼びかける声が相次ぎ、各地からの活動報告に参加者から多くの拍手がありました。また、自交総連OB(山口)の横井霞さんが平和大行進の通し行進者として登壇、ワーカーズコープ福岡労組の仲間が横断幕と寄せ書きを書いた自交総連ののぼりを持ってエールを送りました。
開会総会終了後には自交総連産別交流会が開かれ、仲間同士交流を深めました。
2日目は、参加者がフォーラムと15の分科会にわかれ、核兵器廃絶へむけての行動を交流し、最終日の閉会総会で「長崎からのよびかけ」を採択して3日間の大会は無事閉会しました。
一日も早く最賃1000円以上達成を
中央最低賃金審議会に意見書提出
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シュプレヒコールをあげる大阪の仲間=7月30日、大阪労働局前 |
自交総連は7月24日、中央最低賃金審議会(中賃)に対して、最低賃金の大幅引上げと、全国の地方間格差を縮小するように求める意見書を提出しました。
最低賃金は毎年10月前後に改定されますが、その前に7月中に中賃が目安を出し、地方最低賃金審議会が金額を確定します。
また、全労連は中賃・労働者委員として城委員長ら各産別の代表と全労連常任幹事を推薦していましたが、厚生労働大臣は、今回も特定系統の労働組合代表ばかりを任命するという差別的取扱いを行いました。
それを受け自交総連は、厚生労働省に対し「中賃・労働者委員の不当な偏向任命に対する審査請求書」を提出しました。
大阪労働局前座り込み審議会で意見陳述
【大阪】大阪労連は7月30日、地域の最賃額を審議する総会が開かれた労働局前で座り込みを行い、最賃引き上げを訴えました。
行動には地連の仲間も参加し、炎天の下で横断幕やのぼりを掲げて奮闘しました。
審議会では地連の松下書記次長が意見陳述しました。過労が原因と思われる重大事故が多発していることにふれ、「これ以上の犠牲者を出さないためにも労働条件向上へ最賃1000円以上を求めます」と述べました。
教宣活動の活発化など議論
夏季学習討論集会
神奈川地本
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35人が参加してひらかれた神奈川地本夏季学習討論集会=8月5日、三浦市内 |
【神奈川】神奈川地本は8月5〜6日、三浦市で夏季学習討論集会をひらき35人が参加しました。
開会のあいさつで市野委員長は、参議院選挙で自民党が多数を占め、憲法改悪など暴走の危険があり、さっそく麻生財務相がナチスの手法をまねるなどと暴言を吐いていると指摘、憲法・民主主義を守る労働組合の役割を強調しました。
また、本部の菊池書記次長が「人並みの労働条件をめざす運動」として、中長期的な政策闘争と身近な職場の働くルールの確立、それぞれにとりくむ必要があると説明しました。
討論では、春闘の総括を行い、地本の罰科金共済の現状、支部の教宣活動の活発化などのテーマで議論しました。
特選に『壁紙』
第37回機関紙コンクール結果
自交総連は7月24日、第37回機関紙コンクールの審査を行い、別掲の入賞作品を決めました。審査は菊池和彦(本部)、澤口敏夫(宮城)、平澤収(東京)、庭和田裕之(大阪)の各氏が行いました。
審査員の講評
応募数が低調ぜひ奮闘を
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菊池さん |
本部・菊池和彦 昨年につづき地連・本の部が低調なのが残念です。地連・本の機関紙が出ていなければ、未組織の仲間へ情報を伝えることができません。ぜひ地連・本の奮闘をお願いしたいと思います。
単組・支部機関紙の部で入選した作品はいずれも基本をしっかり守ったうえで、企画や記事などに何かプラスアルファがあるものです。
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特選に選ばれた神奈川・芙蓉交通支部の『壁紙』 |
壁新聞の部門では、神奈川・芙蓉交通支部の『壁紙』が特選となりました。手書きで美しく仕上げられており、しかも頻繁に出されています。芸術的と言っていいくらいですが、このようにうまく書けなくても、壁新聞は人目を引いて効果的なメディアなので、ぜひ多くの組合に挑戦してもらいたいと思います。
昨年より向上した紙面多い
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澤口さん |
宮城・澤口敏夫 今年も地連・地本の応募が少なく残念です。機関紙には、情報や指針が掲載されています。そして未組織の仲間たちの目にもふれるはずで、機関紙発行は組織の大きな役割として求められます。
単組・支部の部では、東京・日本交通労組の『やくしん』と大阪・朝日自動車労組の『ヘッドライト』がいずれの項目でも完成度が高く評価され入選。見本となる機関誌です。ビラ・速報の部では、東京・日本交通労組千住支部の『あけばんニュース号外』が速報性、発行回数が評価され入選しました。壁新聞・パンフの部では、神奈川・芙蓉交通支部の『壁紙』の全面手書きが圧巻で特選となりました。
今年は昨年よりも向上した紙面が多くありました。来年のコンクールにむけ、奮闘を期待します。
記事の内容わかる見出しを
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平澤さん |
東京・平澤収 機関紙やビラを作っても、読んでもらわなければ情報は伝わりません。題字のフォントや奇抜な割り付けに凝っているところもありましたが、読み手が読んでみようと考えるのは、見出しから紙面の内容が伝わってきて「詳しく読んでみよう」と興味がわくことではないでしょうか。インパクトもとても大事なことですが、記事の内容にあった的確な見出しの文面を考えることも重要なことです。
「いかに読みやすい紙面を作るか」を念頭に置いて作ることも大切です。文章には区切りをつけ、紙面が文字ばっかりで埋まらないように、中見出しを付けたり、写真をうまく配置したりして見やすい紙面を目指してほしいと思います。
編集者の日頃の努力伝わる
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庭和田さん |
大阪・庭和田裕之 今回、相対的に応募が減少しているのは、組織実態が反映しているのかもしれませんが、自交労働運動を進める上においても危機的状況だと素直に感じます。ただ、応募された作品は、すべてにおいてスキルアップが図られていました。日頃の編集者の努力がにじみ出ています。A部門は昨年特選だった『ヘッドライト』と『やくしん』が入選で並びました。前者は横書き、後者は縦書きとまったく別物のように見えますが、両紙とも基本を押さえ、見出し、写真など見習うべき要素の多い機関紙でした。D部門の特選は『壁紙』が『仲間達』を僅差で押さえました。両紙とも迫力満点でした。
最後に、合間を縫って懸命にがんばる、すべての編集者にエールを送ります。
第37回写真コンテスト
一般の部 入選 宮城・柴田 正孝さん
組合運動の部 入選 東京・赤澤 一嘉さん
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入選 『自交総連11・15中央行動』
赤澤 一嘉 (東京・日本交通労組) |
入選 『花見に舞うすずめおどり』
柴田 正孝 (宮城・KM仙台タクシー労組) |
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佳作 『梅花』
鈴木 典雄 (東京・栄自動車労組) |
努力賞 『妻が、とても嬉しそう!』
西井 博 (大阪・関西中央旅客守口労組) |
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努力賞 『早春の安曇野』
新里 久男 (東京・グリーンキャブ労組) |
佳作 『わが家のペット』
澤口 敏夫 (宮城・KM仙台タクシー労組) |
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佳作 『素足の代打』
小林 茂 (埼玉・川越乗用労組) |
努力賞 『第84回メーデー』
鈴木 典雄 (東京・栄自動車労組) |
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努力賞 『あ〜首ツッター』
相楽 哲也 (東京・日の丸自交労組) |
審査員の講評
ちょっとの操作で躍動感を
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亀井さん |
日本写真家協会会員 亀井正樹 作品のテーマ、完成度の観点から群を抜いたものに推薦する「特選」は残念ながら一般の部・組合の部ともに該当作品なしとしました。
一般の部では、風景、人物、静物など様々なテーマを題材とした作品が並びました。作者自身が撮りたかったものが明確に表現されています。
組合運動の部では、集会やデモ行進などをテーマにした作品のほか、組合主催のスポーツ大会をテーマにした作品なども見られました。主題に迫る撮り方やユーモアある題材など力作が揃いました。
写真も文学や音楽同様に創作表現のひとつです。誰もが手軽に写真を撮れる時代ですが、自らが発見した被写体をカメラ任せで撮るだけでなく、ちょっと操作するだけで躍動感やスピード感などを映像に加味することができるのです。感じたものを独創的な表現で作品づくりを楽しんでください。
新加盟のなかま |
(825) 埼玉・飛鳥交通浦和労組 |
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他営業所の組合が働きかけ
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【埼玉】さいたま市にある飛鳥交通浦和労働組合(鈴木登美雄執行委員長、65人)は7月30日、自交総連に加盟しました。
加盟に至るまで、同社他営業所の自交総連加盟組合の働きかけや、営業区域内での定期的な宣伝行動がありました。その後、埼玉地連執行委員会にオブザーバーで出席してもらい、自交総連の理念や運動方針を説明。翌日に加盟の確認をとりました。
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