規制改革会議・国交省に申入れ
タク特措法
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(上)規制改革会議との交渉のようす
(下)霞ヶ関駅の出口でビラを配る東京の仲間=8月1日、都内 |
自交総連は、改正タクシー特措法の特定地域の指定基準について8月1日に国交省と規制改革会議に意見を提出して、適切な基準が策定されるように求めました。
規制強化に圧力をかけている規制改革会議には石垣副委員長ら6人が訪れて、国民の安心・安全より営業の自由を上に置くなとして、規制緩和の実態、タクシーの特性を詳しく説明しました。対応した内閣府規制改革推進室須田俊之参事官補佐らは、会議の委員らは、需要拡大のためには過剰な競争制限は望ましくないとの意見が強かったと説明し、組合の意見は会議の委員に伝えるとしました。
国交省には城委員長・今村事務局長ら5人が訪れ、供給過剰地域はすべて特定地域に指定されるよう実車率など絶対的指標にもとづく基準をつくることを申し入れました(交渉は後日実施)。
同日朝8時半から霞ヶ関周辺で、東京地連の仲間がビラを配って、適切な規制を訴えました。
150万全労連へ奮闘
「戦争する国づくり」許さない
全労連 第27回定期大会
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全労連第27回全労連定期大会=7月27日、東京 |
全労連は7月27〜29日、東京で第27回定期大会(隔年開催)をひらき、「許すな!『戦争する国』づくり、労働者使い捨て社会 作り上げよう、たたかいの砦『150万全労連』」をスローガンとする今後2年間の運動方針を決め、小田川義和新議長(国公労連)、井上久新事務局長(医労連)をはじめとする新執行部体制を確立しました。
大会初日にあいさつした大黒作治議長は、結成から四半世紀を迎える全労連が果たしてきた役割を強調し、安倍内閣の暴走阻止、労働法制の全面改悪反対、組織拡大中期計画の目標達成にむけた奮闘を呼びかけました。
討論では74人が発言、単産・地方から、不安定雇用・非正規労働がひろがり、劣悪な労働条件の中で全労連に相談が寄せられていることや労働組合の運動で賃上げなど要求実現をかちとった経験が語られました。
自交総連からは城委員長が討論に立ち、職場・地域からの闘いの再構築めざし、職場闘争を強化し要求を獲得すること、ストライキを背景にたたかうことの重要性を指摘、全労連の本領を発揮して訴えを届けたい労働者がいるところで行動を起こし組織拡大を実現しようと訴えました。
最終日に14〜15年度運動方針を採択、とくに集団的自衛権行使容認など改憲策動に反対し2年間で500万筆署名の達成をめざす憲法闘争が強調されています。
幹事には、自交総連からは菊池書記次長が再任されました。
運動の輪を世界にひろげよう
自交総連から39人が参加
原水禁2014年世界大会―広島
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7000人が参加した原水爆禁止2014年世界大会・広島の閉会総会=8月6日、広島グリーンアリーナ |
2014年原水爆禁止世界大会・広島が8月4〜6日、広島市でひらかれ、参加した人たちは一刻も早い核兵器廃絶へむけて決意を新たにしました。
初日の開会総会には国内外の平和団体や市民など6500人が参加しました。自交総連からは、埼玉・東京・大阪・広島・福岡から39人が参加しました。
開会総会終了後には自交総連産別交流会が開かれ、仲間同士交流を深めました。
2日目は、参加者がフォーラムと17の分科会にわかれ、被爆者の体験を聞いたり、各地の遺跡を巡ったりしながら学習、交流しました。
最終日の閉会総会には7000人が参加。日本の青年と海外の代表者などが次々に登壇し、核兵器廃絶にむけた決意を表明しました。
閉会総会では、国連のアンゲラ・ケイン軍縮問題担当上級代表が、潘事務総長のメッセージを代弁。「核兵器廃絶という崇高な大義へのみなさんの貢献を称え、核兵器のない世界の実現をめざす私たちの共通の闘いで、みなさんが多くの成功を収められることを期待します」と激励し、大きな拍手がわき起こりました。
その後、行動提起として「『核兵器全面禁止のアピール』署名の運動を地域ぐるみのとりくみで大きく発展させよう」「NPT再検討会議が開かれる2015年4月のニューヨーク行動に結集しよう」と訴える『広島からのよびかけ』を採択して3日間の大会の幕を閉じました。
存在感示す宣伝が必要
組織拡大で意見交わす
神奈川地本 夏季討論集会
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27人が参加してひらかれた神奈川地本夏季学習討論集会=8月5日、箱根町 |
【神奈川】神奈川地本は8月4〜5日、箱根町で夏季学習討論集会をひらき12支部27人が参加して春闘総括、今後の方針などを議論しました。
あいさつした木下委員長代行は、賃金が上がったのは大企業だけで、タクシーは消費税増税で売上げが落ちており、中小企業も賃金は上がっていないとして、憲法を守る闘いなど安倍内閣の暴走に対し労働組合が政治闘争にとりくむことの意義を強調しました。
討論では、各支部から春闘総括の報告と組織拡大についての意見が出され、自交総連の存在を見せることが重要、支部通信を駅で配ってきたなどの経験から、何かやっているぞと思わせる宣伝が必要だ、などの意見が交わされました。
寸劇で聴聞会での対応学ぶ
道交法学習会を開催
東京地連
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聴聞会のようすを道交法対策委員会のメンバーが熱演=8月7日、東京・深川江戸資料館 |
【東京】東京地連は8月7日、江東区の深川江戸資料館で、全都道交法学習会を開催、23組合183人が参加しました。学習会には、神奈川や建交労の仲間も参加しました。
第一部では「いよいよ聴聞会 さあ、どう対処する」と題した寸劇が行われ、道交法対策委員会のメンバーが熱演。どのように対応すれば免許証を守ることができるのかを学習しました。
第二部は「道交法違反の行政処分と刑事処分について」というテーマで、五反田法律事務所の富澤伸江弁護士が講義。違反や事故を起こしたときには、(1)行政、(2)刑事、(3)民事の3つの法的問題が同時に進行し、それぞれに処分があることを解説しました。
参加者は、「寸劇で聴聞会がどういうものかよくわかりました」「行政処分と刑事処分、むずかしい内容でしたが、とてもわかりやすかった」と感想を話していました。
組合結成の話に耳傾ける
猛暑の中宣伝行動に奮闘
福岡地連
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ビラを手渡し対話する福岡の仲間=7月31日、竹下駅 |
【福岡】福岡地連は7月23日に県南部、28日に中心部、31日には北九州で未組織宣伝行動を行いました。
行動には全体で12人が参加し、駅や空港のタクシープールでビラと地連作成の機関紙510枚を配布しました。
待機中の乗務員は、暑い日にもかかわらず、組合員が近づくと窓を開けて対応してくれました。新しく組合を結成し労働条件の改善を進めている会社の話などを伝えると、耳を傾けながらビラを読んでいました。
昨年より応募数11増
第38回機関紙コンクール結果
自交総連は7月23日、第38回機関紙コンクールの審査を行い、別掲の入賞作品を決めました。審査は菊池和彦(本部)、澤口敏夫(宮城)、平澤収(東京)、庭和田裕之(大阪)の各氏が行いました。
審査員の講評
未発行の地方の奮闘に期待
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菊池さん |
本部・菊池和彦 今年の応募は、前年より11作品増えました。喜ばしいことですが、北海道・福岡など新しい地方からの応募がある一方、全部で7地方しか参加していないのは淋しいことです。とくに、地連・地本の機関紙が発行されていない地方については、奮闘を強く期待します。
A部門では、『ヘッドライト』と『やくしん』が入選。他の見本となる出来栄えです。惜しくも選外となったのが『西大阪』と『自交総連東京・個人タクシー版』、この2紙には共通点があって、道交法闘争の記事が充実していることです。組合員の関心が強い問題を取り上げているのは素晴らしいことです。
D部門では、努力賞に入った東京地連、大阪地連バス部会の未組織労働者向けリーフが、わかりやすく配りやすく実用的でした。もう一つの努力賞は、東京・日の丸交通労組の組織拡大ポスターで、ともかく人目を引いて関心を持ってもらうことをねらった「キモカワイイ」もの。笑いを誘って注目されることは間違いないと思います。
中見出しや写真で見やすく
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澤口さん |
宮城・澤口敏夫 A部門では、記事がだらだらして長い紙面がありました。中見出しや写真を使う事で見やすく読みやすい紙面になります。トップ見出しが題字より小さくなってインパクトに欠けてしまっている作品もありました。努力賞の『はんどるOK』は、トップ見出しが印象的で記事を読みたくなる衝動にかられました。
応募作品が特定の地域に集中していていたことが気になります。とくにB部門での応募が少ないのが残念です。未発行の地連・地本の発行に期待します。ただ、昨年同様、応募作品からは奮闘が感じられました。入選にあと一歩という紙面も増えてきており、来年のコンクールが楽しみです。
新聞にも組合民主主義を
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平澤さん |
東京・平澤収 新聞を定期的に発行することができるようになったら、(1)トップ記事の割付をどうすれば読みやすくなるかを考える。(2)割付に合わせて内容を絞る。(3)文章はダラダラと長くせず、中見出しを入れるなどの工夫をする。このことで、かなりレベルアップすると思います。記事のバランス、見出しの付け方、写真の撮り方・選別などにも注意して下さい。
上位に入っているところは、チームで新聞を作っているところが多いようです。新聞は組合の顔です。新聞作りにも組合民主主義を活かすことを心掛けましょう。また、昨年のコンクールで下位にあったところが、かなりレベルアップしていたのには驚きました。努力されているのが感じ取れます。
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東京・日本交通労組『やくしん』 |
大阪・朝日自動車労組『ヘッドライト』 |
編集者の熱意や努力伝わる
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庭和田さん |
大阪・庭和田裕之 A部門入選の『やくしん』と『ヘッドライト』は、見出しや写真の使い方が抜群で、見習うべき要素の多い機関紙です。東西の横綱と言えるでしょう。
B分門の北海道や神奈川、福岡は、技術以上に編集者の努力が伝わってきました。
C分門では、『あけばんニュース』が秀逸で、少しでも早く「生の声」を伝えようとする編集者の熱意が伝わります。また、大阪・なみはや交通労組と小豆島タクシーグループ労組のビラからは、不当な攻撃に対し「負けないぞ!」という気迫が伝わってきました。
最後に勤務の合間を縫って懸命にがんばるすべての編集者にエールを送ります。
(上2つ)東京地連作成のリーフ
(下)大阪地連バス部会作成のリーフ
コンパクトで内容もわかりやすい |
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東京・日の丸交通労組のポスターはインパクトで勝負 |
新加盟のなかま |
(830) なら・服部タクシー労組 |
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雇い止め裁判を機に結成 |
【なら】奈良市内にある服部タクシーに働く仲間は7月22日、自交総連服部タクシー労組(畠山昭一委員長、4人)を結成し加盟しました。
同社には以前、自交総連の組合がありましたが、組合解散後、徐々に「合理化」攻撃が激化。事故弁済金を拒否したことで雇止めにされた嘱託者の裁判を機に結成しました。
同労組は「仲間を増やし、たたかう組合をめざす」と今後の意気込みを話しています。 |