東日本大震災
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[緊急情報] 東日本大震災、宮城・福島地連の被害甚大

第14報(3/26) 宮城 津波で被害の平和タクは再建へ努力、未組織労働者から解雇の相談も

 【宮城】3月25日16時現在。被害状況(第5号)。

 1.平和タクシー(名取市、ハイタク一般労組)
 震災に伴って廃業が心配されていた平和タクシー(社屋と営業車10台中8台流出)では、25日10時に全員が集められ、協議の結果、再建にむけ努力することとなりました。午後には菊池所長が宮城地連事務所を訪れ、再建に向けた協力を要請していきました。
 また、同所長に届けられた情報で、「大友組合員の遺体を利府町のグランディ(宮城県総合運動公園)で見かけた」ということだったので、午後からハイタク一般労組石垣委員長と平和分会の佐々木分会長とで行って確認してきましたが、本人とは確認できませんでした。なお、グランディには、身元不明の遺体が多数安置されていました。
 大友組合員はまだ行方不明のままです。

 2.宮城地連では、31日13時から印刷会館において、第6回執行委員会を開催します。

 3.ハイタク一般労組は、27日12時から全員集会を宮城地連事務所で開催します。

 4.宮城地連事務所にSタクシーの労働者から労働相談の電話が入り、「ガソリンがなくなり、携帯もつながらない状態で会社を休んでいたら、会社から解雇だと言われた」とのことです。絶対にやめることに同意をしないことと、組合に入って闘うことを勧めました。

第13報(3/24) 宮城 石巻・北上タクシーは会社が水没

 【宮城】24日14時現在。被害状況(第4号)。

 1.北上タクシー労組(石巻市)
 石巻の北上タクシー労組の四宮さんとやっと携帯電話がつながりました。
 北上タクシー営業所は、津波に襲われ、1階部分が水没。当日、出番だった四宮さんは、2階に避難し難を逃れたそうです。会社では、整備の人が亡くなったとのこと。組合員は、何とか無事だろうということです。
 営業車は、24台中22台がダメになり、残った2台で、かろうじて片づけをしている模様。復旧の見通しは立っていないが、会社は復活させると言っています。
 四宮さんは、食べ物は何とかなっているそうです。組合員は、ガソリンもなく動けないということです。
 会社が水没しているとき、鮭が泳いでいたそうです。

2.平和タクシー(名取市、ハイタク一般労組)
 被害のひどかった平和タクシーでは、明日25日10時から社長が北上市から来て、全員を集め、話があるということ。

第12報(3/24) 宮城 ガソリン事情は依然として最悪

 【宮城】24日午前11時現在。被害状況(第3号)。

 1.宮城地連の事務所などについて
 24日から水道も出ました。通常時間での業務ができそうです。
 23日に、事務所の壊れたものやガラス類などを捨てに、ごみ集積所に行ったところ、仙台市の鶴ヶ谷中央公園では、捨てるまでに3時間かかりました。
 いまだに、ガソリン事情は最悪で、動けない組合員が多数。
 商店は、個人商店を中心に開き始めていますが、コンビニなどはまだです。

 2.仙都タクシー労組の事務所の様子
 24日、仙都タクシー労組の事務所に行ってきました。事務所内はめちゃくちゃで、本間委員長を先頭に後片付けをしていました。電話やファックスは通じました。
 家に帰れない組合員など3〜4名が寝泊りしているとのことです。本間委員長は、ガソリンが手に入らないので、自転車で通っているようです。
 営業車は、9割が稼働しています。
 町の中心部では、弁当などの販売が始まっているとのことでした。

 3.仙台市のみなとタクシー
 太白区にあるみなとタクシーでは、3名の労働者が亡くなったとのこと。

 4.ハイタク一般労組
 組合員の吉田さん(元センバタクシー)の自宅は、多賀城にあり、マンションの2階でしたが、津波に襲われ、現在親戚のところに身を寄せています。

第11報(3/23) 宮城でさらに行方不明判明、死亡・行方不明計3人

 【宮城】23日午前10時現在。被害状況(第2号)。

 1.名取市の平和タクシー
 ハイタク一般労組組合員の大友さんが行方不明になっている。自宅は名取市ユリアゲで、津波の被害の大きかったところ。分会長の佐々木さんが連絡を取っているが、23日9時の段階でも連絡がとれない。
 また会社も壊滅的打撃(社屋、車両のほとんど流出)を受けており、25日に岩手県北上市から社長が来ることになっており、会社閉鎖の可能性があると、佐々木さんは心配している。

 2.イズミタクシー、泉交通(ハイタク一般労組)
 ともに組合員は無事。営業車も稼働している。

 3.キュットタクシー
 夜勤が始まり、斉藤組合員も夜勤に。地震の影響で、稼働している車は少ないとのこと。

   福島、相馬でも徐々に営業再開

 【福島】23日13時現在。

 相馬市の2組合の会社(相馬、馬陵)については、LPガスの供給があり、少しずつ稼働を始めている。
 福島市内も、タクシーは稼働している。
 どちらも、ガソリンはないので、出勤できない人もいる。

第10報(3/22) 宮城で新たに行方不明1人、地連の通信復旧

 【宮城】22日午前10時現在、宮城地連より連絡。地連関係の被害状況。

 1.宮城地連事務所
 やっと電気が通じるようになり、通信機器の無事を確認。水道の復旧がまだで、長時間の滞在はまだ無理。ほとんどの棚が倒れ、食器やガラスもだいぶ割れた。ガソリンが手に入らず、吉田さんはまだ事務所に来れない。

 2.仙都労組
 組合員の死亡・行方不明はなし。家屋の損壊2件(多賀城、白鳥)。営業車2台つぶれた。

 3.仙台タクシー労組
 組合員1名が行方不明。会社では、1名が営業車ごと流され死亡。3名が行方不明。

 4.グリーンキャブ仙台労組
 組合員の死亡・行方不明はなし。相沢委員長が何度か会社に行ってきたが、ガスがなくて何台も動けず、帰ってきたとのこと。

 5.KM仙台労組
 組合員の死亡・行方不明はなし。名取の組合員の家屋が流された。組合員以外でも家屋流出4名。3月18日現在の営業車の稼働率は88%。組合員の親の行方不明などの情報もあり。

 6.辰巳労組
 渡辺委員長の実家が流された(名取)。組合員はみな無事。

 7.秋保労組
 組合員は無事。営業車が1台ダメになった。

 8.仙南労組
 組合員の死亡はない。何名かの家屋が損壊している模様。会社は電気、ガス、水道が復旧している。ガソリンがない人が多く、稼働は6割程度。

 9.塩釜東光労組(多賀城市)
 東松島市の木村ユウキさん(組合員)の死亡を確認。いったん避難所に行ったが、家族を連れに家に戻ったところを津波にやられた。他に、行方不明者は今のところいない。家屋の損壊は集計できず。

 10.ハイタク一般労組
 (1) 平和タクシー(名取市)
 会社が津波に巻き込まれ、車も流された。組合員は無事だが、ガソリンがなくて動けない。
 (2) キュットタクシー
 日中を中心に稼働している。組合員は無事。

第9報(3/18) 福島の被害さらに判明

【福島】18日午後4時現在、福島地連沼倉書記長より連絡があり、最新の被害状況が報告されました。

 ◎県自交労組
 地震津波により、死亡・行方不明者、組合員1名・家族3名・その他3名
 自宅全半壊〔8棟〕
 震災避難〔組合員8人〕

 ・相馬分会 組合員〔8人〕
 上野尚一さん死亡確認、上野さんの奥様・孫行方不明
 荒川さんの妹と妹の子供2人行方不明〔別居〕
 組合員の避難2人
 自宅全半壊3棟〔上野・荒さん他〕

 ・馬陵分会 組合員〔22人〕
 高木孝則さんの娘さん死亡確認
 組合員の避難6人・学校2人、親戚宅2人、原発事故避難2人
 自宅全半壊5棟

 ※相馬・馬陵とも休業中。

 ◎福島地区自宅全壊〔1棟〕
 福島市内、営業車の燃料給油は回復しました。


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