2015.9.7 自交総連情報タイトル

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 自交総連は9月2、3の両日、第5回中央執行委員会をひらき、以下の秋季年末闘争方針を決めました。


2015年秋季年末闘争方針

2015年9月2〜3日 第5回中央執行委員会

1.秋季年末闘争の位置付け

 自交総連は、15年度運動方針で明らかにした情勢をふまえ、@白タク合法化阻止、A減車の推進と政策要求での前進、B労働条件改善と権利の確立、C戦争法案を中心とした悪法阻止、国民的要求実現――を運動の中心にすえ、すべてのとりくみを組織拡大と体制の強化に結びつけてたたかう。

2.要求と課題

 (1) タクシー特定地域特措法の不十分な実態を告発し、本来の目的である労働条件改善につながる制度・運用の改善を求め、世論の喚起に努める。
 特定地域に指定された地域では、地域協議会で減車を含む的確な地域計画の策定と実施を求める。準特定地域では、減車非協力事業者への対策をはじめ協議会の機能強化を求めていく。
 タクシー運転免許について世論の構築をはかるとともに、運転者登録制度の適切な運用を求める。
 白タク合法化の動きを阻止する。

 (2) タクシー・ハイヤーでは、@年次有給休暇の不利益取扱いの是正、A割増賃金の適正かつ確実な支払い、B累進歩合制度の廃止、C運転者負担制度の廃止、D足切りの引下げなど、実利・実益の獲得をめざす。
 自動車教習所、観光バスでは、年末一時金等の要求に加え、政策提言「権利確保と社会的地位の向上、事業の将来のために」にもとづき重点を決めてとりくむ。

 (3) 悪法阻止に全力をあげ、労働者・国民とともに政治の民主的転換をめざす。
 戦争法案、原発再稼動、社会保障切り捨て、TPPからの撤退などの課題について、全労連の提起にもとづき積極的にとりくむ。
 全労連が提起する9月2日、9日の戦争法案反対全国統一行動(50万人総行動)では、職場集会や宣伝などあらゆる手段での総行動を展開する。

3.運動の推進力である組織拡大について

 すべてのとりくみを組織拡大に結びつけてたたかう。
 すべての組織が「4か年計画」にもとづく組織拡大運動を推進し、目標達成にむけて具体的な計画を策定し、全組合員の意志統一をはかり実現をめざす。

4.具体的な闘いの進め方

 (1) 以下の要求に地方の重点要求を加え交渉を実施する。
 運輸局・支局に対しては、特定地域・準特定地域ともに、適切な減車の推進と公定幅運賃の下限を下回る運賃を速やかに是正させるよう求める。
 労働局・労基署に対しては、法定労働条件確保、違反の根絶を要請し、運輸当局と連携して地域全体で是正するよう求める。
 地方自治体に対しては、タクシーの優先通行権、移動制約者への運賃補助などの予算措置をともなう需要喚起策、地域交通政策の策定を求める。

 (2) 職場ごとに重点要求を設定し実利・実益の獲得をめざす。要求提出は10月30日まで、回答指定日を11月11日までとし、11月中決着をめざす。

5.統一行動の設定と主な日程

 (1) 自交総連の中央行動は、全労連が設定している11月12日に合わせて配置する。具体的な行動内容については全労連や交運共闘と調整を行ったうえで提起する。

 (2) 2016年春闘の準備として、「働くみんなの要求アンケート」にとりくむ。アンケートは、組合員に限らず未組織労働者とも対話しながら行い、昨年を上回る回収数をめざす。

 (3) 主な日程
口口2015年10〜11月  地方自治体、運輸局(支局)、労働局交渉
〜12月  組織拡大月間
10月 13日  第6回中執
14〜15日  第38回定期大会
30日まで  要求提出
11月 11日まで  回答指定日
12日  自交総連中央行動(全労連統一行動)
25〜26日  国民春闘討論集会
2016年1月 25〜26日  第38回弁護士交流会
26〜27日  第38回中央委員会(春闘方針決定)

以  上


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