【自交総連の主な政策活動と実現した政策】 タクシー
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日常活動が軌道に乗ったら、もう一歩運動を進めて政策活動にとりくみ、会社・行政に提案ができる組合をめざしましょう。自ら提案することで、労働者が名実ともに職場の主人公となることができます。
組合の目的は端的にいえば給料(労働条件)を上げることですが、いまの社会では、会社・経営者と闘うだけでは、労働条件が良くなるとはいえません。タクシーの売上げをみても、規制緩和や景気で左右され、いまや全部を給料としても社会的水準に達しない状況です。
産業をとりまく情勢にも目をむけて、そこで働く労働者がまともに暮らせるような制度・政策を実現しないと、労働条件も改善できないのです。
そのために、自交総連では、数々の政策をつくり、国や行政、事業者団体に要求し、みんなの力で少しづつ実現してきました。
大切なのは、政策を自分の職場・地方に当てはめて応用、実践することです。
福祉・介護タクシーの導入を会社に提案したり、市町村に補助金を要請する、18歳人口が減るなかで教習所の仕事を広げる提案を行う、経営を分析して改善点を探る――など、要求するだけでなく、自らが創造し提案する力をつけ、とりくみができるようになったとき、文字通りの労使対等、労働者が職場の主人公になることができるのではないでしょうか。
そうなれば、自覚も高まり、自らの仕事に誇りをもつことができます。それでこそ無責任な経営者や行政への怒りも高まります。そのような質の高い組合めざし「キホンのキ」を大切にしましょう。