(12)幹部配置と執行委員会のもち方

任務を分担して活動を引っ張る
執行委員会は議題を明確に

 【執行委員会等の議案書の書き方】

○年○月○日、(場所)
○○タクシー労働組合

第○回執行委員会議題

  1. 出席者の確認
     (構成メンバーの氏名と出欠)
  2. 活動報告
     (前回以降の組合として行った活動)
     ○月○日 宣伝行動(○○駅、○人参加)
     ○月○日 ○○労連幹事会(参加者名)
     …
  3. 会計報告(会議時までの収支状況等)
     (別紙参照)
  4. 検討議題
     (具体的な討議項目)  (1)○○について
     (2)○○の対策
     …
  5. 次回会議と当面の日程
     ○月○日 ○〜○時 第○執行委員会(場所○○)
     ○月○日 ○〜○時 ○○行動(場所○○)
     …
以 上

 本項から労働組合の日常活動に移ります。結成直後の組合はもちろん、歴史のある組合でも、きちんと日常活動ができているか振り返って、不十分なところを直していくことが大切です。

  三役と執行委員 

 組合の日常活動で中心となるのは委員長、副委員長、書記長の三役です。
 実情により違いはありますが、一般的には、実務面での中心を書記長が担い、委員長は組合の代表(顔)として組合員をまとめ、副委員長はそれを補佐するという役割を持っています。書記長の補佐として書記次長を置く場合もあります。
 人数の多い組合では複数の執行委員を選んで活動の先頭に立ってもらいます。

  会議には準備を 

 これらのメンバーが中心となって組合を引っ張っていくわけですが、定期的に三役会議・執行委員会をひらいて意志統一し、計画的に活動していきます。
 会議では、書記長が準備をして必ず議案書をつくり、討議・決定すべき問題を提案します。執行委員会の場合には事前に三役で打ち合わせをしておきます。
 議題が明確でない会議は、参加者に徒労感を残し、だんだん欠席者が増えることにもつながります。決めるべきこと、会議後にやるべきことがはっきりわかる会議を心がけましょう。

  全員が主人公に 

 会議は委員長が議長となってすすめるのが通例です。
 参加者(執行委員)は常に「自分はどう思うのか」「自分は何をやるのか」という立場で臨み意見を出します。
 若年者や新人は遠慮しがちですから、議長が配慮します。議題も、わかりやすく説明することが大切です。
 最後に決まったことを全員で確認して、次の会議までに確実に実行します。



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