39万円、解決金2万円で合意 東京・上北沢自動車学校労組 スト突入で一時金を獲得 |
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(『自交労働者』2010.8.1) | |||
組合は、会社とこれまで5回の団交を積み重ねてきましたが、会社側からは、「経営も厳しく夏の一時金すら出せる状況ではないが30万円を出す。しかし、この条件で納得できないのであれば、他に転職してください」と不誠実な回答に終始したため、14日に24時間ストを決行しました。 組合は、会社から誠意ある回答がなければ、明日、明後日と48時間ストに入ると意思統一を行い、会社側に48時間ストを通告、突入しました。16日になって会社側より団交の申し入れがあり一時金38万円の回答を引き出しましたが、さらに粘り強い交渉の結果、39万円の回答と、解決金として組合員一人に2万円を支払うことで合意しました。 最後に会社側からは「教習生や近隣の方々にも迷惑をかけた、今後このようなことのないように努力したい」との謝罪の言葉がありました。 |
3000円平均で合意 賞与は次回以降の団交で 鹿児島・岩井観光開発グループ労組 |
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(『自交労働者』2010.8.1) | |
【鹿児島】岩井観光開発グループ労組は7月15、20日と昇給、賞与についての団体交渉を行いました。 組合では、今回、指導員=3000円平均、最低2000円、総務職員=2000円、送迎職員=3000円平均、最低2500円の昇給と、賞与=1・2か月(平均)を要求していました。 15日の交渉では、合意にいたらず、20日の交渉で、昇給については3000円平均で概ね合意となりました。しかし、賞与については、支給日を8月10日と決め、「今月いっぱいの教習生の入校状況を見て要求にできるだけ応じたい」という会社側の意向が示されたため、まだ合意となっていません。 次回の交渉は7月27日をごろに会社都合で交渉日を設定することになっています。 |
希望持てる職場めざす 鹿児島・岩井観光開発グループ労組 合同後の初大会 |
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(『自交労働者』2010.7.1) | |||
兄弟3校合同後の初大会。霧島市にある国分隼人自校、姶良市(あいらし)にある鹿児島県自校は同じ県内ですが、会場まで高速道路で40〜50分かかる距離にあり、参加人数を気にしていましたが、ほぼ全員が参加しました。 大会では、方針として、安心で安全な希望の持てる職場環境の実現や、指導員の男女間による賃金差別をなくしていくことなどを決めました。 また、役員改選では、上村礼分委員長が再任されたほか、一部新任を加え旧役員が全員信任され、新体制を確立しました。 |
一時金5か月分を要求 福岡・古賀自校労組 春闘勝利へ決起集会 |
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(『自交労働者』2010.7.1) | |
【福岡】古賀自動車学校労働組合は5月29日、春闘勝利にむけて決起集会を行いました。 今まで古賀自動車学校の経営側は、少子化による生徒の減少と長引く不況の影響による経営悪化を理由に労働条件改悪を推し進めてきました。 決起集会では、「生徒のアンケートによって賞与が左右されるシステムは、社員管理に役立つかもしれないが、アンケートのなかには理不尽な評価と思われるものもある。それによって賃金や賞与に影響が出るのは納得がいかない」「変形労働時間制になって残業代は大きく減少し、労働時間は長くなった」「休日出勤の手当は一律額なので、勤務年数が長い人は金額が労働基準法に抵触する」などの意見が出されました。 組合としては団体交渉の中で、(1)定期昇給(1200円)を含めた5000円の支給、(2)一時金の本給5か月分の支給、(3)その他の項目としてアンケート問題を話し合うこと――を決定し、6月5日に要求書を提出。団体交渉は7月初旬の予定です。 |
組合員数17→62人へ拡大 鹿児島・岩井観光開発株式会社グループ労組 自教3校が合同労組で奮闘 |
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(『自交労働者』2010.6.15) | |||
名称を新たに「岩井観光開発株式会社グループ労働組合」としました。組合員数も17人から62人となり組織拡大に奮闘しています。 労働新聞で学習 最初は知識のない職員だけの組織でしたが、普段の学習、また上部団体に相談しながら、最近では労働組合らしく振舞っています。とくに組合員が3か所に散らばり、人数も増えるとコミュニケーション不足になりがちだと考え、労働新聞をはじめました。 「労働組合とは」「組合員からの意見、投稿」など、気楽に読める記事を工夫しています。組合員が少しづつ知識も身につき、いつの間にかしっかり学習しているとなれば幸いです。(恵正文) |
自教組織拡大の展望を 全国交流集会に7地方18人 |
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(『自交労働者』2010.5.1) |
全国の自教組織のとりくみを交流する参加者=4月18日、福岡・博多ビル |
あいさつした飯沼委員長は、新しい自教組織が増えてきたことから、自教の組織拡大も展望して交流会を企画したとして、活発な討論を呼びかけました。
基調報告をした菊池書記次長は、各労組から事前に提出された調査票をもとに、活動上の悩み、自教経営の問題点を示し、その背景となっている18歳人口の減少、政策課題などを報告しました。
討論では、社長がワンマンで組合員差別がある、年間変形労働時間制で残業代が払われない、教習料金のダンピング競争がある、解雇されて裁判中、など地域の実情を出し合い、意見を交換しました。とくに、組織拡大では、数か月間で2職場数十人の仲間を迎え入れた鹿児島から、低賃金層の底上げを重視し、団体交渉にも執行委員が参加して内容を伝えるようにする中で、組合への信頼が広がって仲間が増えたと報告されました。
今後、新聞・月報などに自教の話題を載せる、各組合から情報を寄せる、組織拡大用のビラの版下をつくるなどのとりくみで、自教の仲間を増やしていこうと確認しました。
自 交 総 連